神々の国を焼き尽くしたスルトの剣

スルトの剣  Sult's Sword of Flame

所有者: 巨人スルト
時代: 北欧神話
地域: 北欧
武器の種類: 剣



炎の巨人スルト

 スルトはムスペルヘイムの入り口を守る炎の巨人で、世界創造以前から、ムスペルハイムの
岬に座っていた。名前は「黒」を意味し、全身は炎に包まれていた。
ラグナロクでは魔犬ガルムを引き連れて虹の橋を最後に渡り虹の橋を消滅させている。
 スルトの配下には無数の「炎の子ら」と呼ばれる僕たちが率いており
スルトと供に神々の国を焼き尽くす事になる
 スルトは北欧神話に登場する通常の巨人達より数倍大きく
北欧神話の中では最強の巨人といえる存在である



ラグナロク

 ラグナロクでは巨人スルトの相手は豊饒の神フレイである。
フェンリルと戦ったオーディン、大蛇と戦ったトール、そしてロキと戦ったヘイムダルまで倒れ
残すはスルトとフレイの一騎打ちのみとなっていた。
 力の差は圧倒的でありスルトは手に持つ炎の剣でフレイを斬り倒した
なぜなら、フレイは必ず勝利をもたらす勝利の剣を手放しておりカモシカの角で戦っていた為で
ある。それでもフレイは奮闘したがやがて力尽きて焼死してしまう。
 最後の敵フレイを倒したスルトは、僕である「炎の子ら」と供にアスガルドを焼き尽くし
神の国は崩壊した。これが北欧神話の最後の話であり、神々の黄昏である。



炎の魔剣

 スルトの持つ剣は超巨大でありながら、それを片手で振る事が出来る
何故なら、剣そのものががスルトの体の一部とされており、彼はこの剣をどうあがいても手放
す事が出来なかったのである。
スルトは全身が炎に包まれており、剣も炎で包まれていた為
武器がどのような形をしていたかは不明であるが巨人の武器の定番のこんぼうが一番
定着するのだが、挿絵や多くの絵画では剣の形をしている。
 スルトがこの剣を一振りすると、スルトの見える範囲全てを焼き尽くすほどの威力を持つ
凄まじい炎の剣といえるだろう。






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